年商10億円突破の戦略マップの作り方
皆様こんにちは
飲食店コンサルティング会社
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタント三ツ井創太
皆さん、この写真はどこだと思いますか??
先日、打ち合わせがあったので初めて週末の新大久保駅に降りました。尋常じゃない人、人、人でした。駅前の全店が大行列!!歩道も身動きが取れない人だかり。韓流ブームの再燃を目の当たりにしました。
さて今日のテーマは「年商10億円突破の戦略マップづくり」です。
先日はとある飲食企業様のご支援でした。こちらの企業様は間もなく年商10億円突破が見えてきたお客様。
今回のお打合せでは、今後最短、確実に年商10億円突破を実現する為の戦略マップ作りを幹部の皆さんと一緒にさせて頂きました。
年商10億円突破には様々な取り組みが必要となります。一方で取り組みが増えた事で社内のマネジメント工数が増えてしまうという課題も発生します。そこで必要となるのが「戦略マップ」です。
戦略マップとは企業の中長期的な目標達成に向けて、課題を明確にした上で各課題解決の為にどのような取り組みをしていくべきかを視覚的にまとめた図になります。私はこれをA3サイズ1枚にまとめています。経営計画書との違いは、各アクションプランを単体で策定していくのではなく、一つの面として各取り組みを図式化する事です。
これによりアクションプランの優先順位が明確になると同時に、社内の経営資源をどう分配していくかが明確に整理できます。
そして戦略マップ構築には下記7つがポイントとなります。
戦略マップ構築の7つのポイント
①経営理念をトップに据える
どんな経営戦略でも経営理念と相反していては意味がありません。戦略マップには必ず経営理念を掲示します。
②経営ビジョンを明確化する
「経営ビジョン」とは一言で言うと「スローガン」です。中長期的な数値的経営目標を掲げます。
例)年商規模、利益額、店舗数等
③経営課題を明確化する
②の経営ビジョン=数値目標を達成する為の現状の経営課題をしっかりと整理していきます。
④プロジェクトを設定する
③の経営改題を解決する為の社内プロジェクト=アクションプランを策定します。
⑤プロジェクトリーダーを選出する
各プロジェクトを推進するリーダーを選出します。この時に大切な事はプロジェクトの監督役は経営幹部が担い、プロジェクトリーダーは店長等の現場スタッフ等を選任し、巻き込んでいく事が重要です。さらに担当するプロジェクトに関しては「長所伸展」の発想でできる限り本人の得意分野を任せてあげる事が大切です。
⑥プロジェクトのPDCAサイクルを構築する
プロジェクトは立上げただけでは機能しません。しっかりと機能させ、成果を上げる為には最低でも月に1回プロジェクト単位ごとに「プロジェクトミーティング」を実施します。さらに他のプロジェクト間のノウハウ共有を促進する為に、月1回の全体会議で各プロジェクトリーダーよりプロジェクトの進捗状況のプレゼンテーションをしてもらいます。
⑦プロジェクト成果の表彰の場を設ける
基本的にプロジェクトは1年単位で実施します。そして1年の集大成として経営計画発表会や年間表彰式(アワード)等で、各プロジェクトリーダーやメンバーに取り組み内容や成果のプレゼンテーションをしてもらいます。
このように組織の「目標=ビジョン」を最終ゴールに設定した上で、経営課題解決の為のプロジェクトを通じてメンバーや組織が成長していく仕組みを構築する。その仕組みを図式化したのが戦略マップとなります。
前回ブログは上記よりどうぞ!
飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。