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【飲食店】競合店調査のポイント①

【飲食店】競合店調査のポイント①

皆様こんにちは
飲食店コンサルティング会社
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタント三ツ井創太郎です。

週末は会社のメンバーと20キロマラソンでした。毎月恒例の月初会議を兼ねて、いつも通り仕事の事等を話しながらのマラソンです。会話しながらなので、かなりゆっくりペースです。具体的には最大心拍数(220-年齢)×65%くらいだと会話しながら走れます。ただ15キロ位を過ぎるとなかなか会話は難しいですね。

さて今日は飲食店の競合店調査に関して。こちらのテーマは数回にわたってお送りできればと思っております。
皆さんも自店の周辺店舗の繁盛している競合店や全国のモデル店の調査を行う事があるかと思います。

その際に注意しなくてはならない事があります。

それは「長所を見つける」という事です。

 

よく競合店やモデル店の視察を終えた後に

「うちのお店の方が美味い!」とか

「あの店は接客が悪かった!」とか

短所ばかりを見つけてくる人がいます。

 

「短所の指摘」は素人のする事です。

飲食店のプロであれば、その店舗の長所、つまり付加価値要素を見つける事が重要です。

なお私は飲食店の調査を行う際には8つの付加価値要素を見つけ出す事を意識しています。

さらに、この8つの付加価値は大きく分けると「戦略的付加価値要素」と「戦術的付加価値要素」と「戦闘的付加価値要素」に分けられます。戦略的付加価値要素とは既にお店に備わっている付加価値で、急に高めることが難しい付加価値要素となります。一方で戦術的付加価値要素とは1~2カ月程度あれば高めることが可能な付加価値要素となります。戦闘的付加価値要素とは、スタッフのモチベーション次第では今日からでも高められる付加価値要素となります。

 

【戦略的付加価値要素】

(1)立地力=その商圏における立地的な優位性

(2)環境力=席数が多い、個室がある、店がキレイ、子連れで行きやすい等、ターゲットニーズと合致した店舗環境の優位性

(3)ブランド力=全国的な有名チェーン、地元の老舗など認知面における優位性

【戦術的付加価値要素】

(4)商品力=素材が良い、仕入れが強い、SNS映えするといった優位性

(5)販促力=WEBやアナログ&店内販促の優位性

(6)価格力=ターゲットと合致した価格戦略の優位性

【戦闘的付加価値要素】

(7)接客力=店長やスタッフのホスピタリティ&コミュニケーションにおける優位性

(8)固定客化力=リピーターづくりの仕組み化における優位性

 

ぜひ皆様も競合店やモデル店舗調査の際には上記8つを意識してみて下さい。

飲食店の年間商品&販促計画の作り方

前回記事は上記よりどうぞ!

飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。