評価制度は①定量評価②定性評価③定量・定性評価割合の3要素でできている
評価制度は①定量評価②定性評価③定量・定性評価割合の3要素でできている|飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
皆さんこんにちは!飲食店コンサルティング会社スリーウェルマネジメント代表の三ツ井です。
前回のブログでは、に飲食店の経営理念と行動指針の具体的な作り方についてお話をさせて頂きました。
前回のブログはこちらからご覧ください。
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今回も、地方都市で大型和食店などを経営している佐々木社長の会社で実際に評価制度をゼロから作った構築事例をベースにお話ししていきます。
人事評価は、①等級制度、②評価制度、③報酬制度の3つの要素からできているとお伝えしましたが、こここからは、②評価制度について解説していきます。
評価制度を簡潔に説明すると、会社が求める目標や個人目標に対して、達成度を数値化して公平に評価することで、スタッフのモチベーションを高めるための制度です。
三ツ井「これから、いよいよ評価制度の中身を構築していきます」
佐々木社長「はい。ただ評価制度はいろいろと複雑な部分が多そうなので、しっかり構築してけるか不安な部分もあります」
三ツ井「佐々木社長、大丈夫です。評価制度も実は分解するとたった3つの要素で成り立っています。このポイントさえ押さえれば決して難しくありません」
評価制度は大きく分けると3つの要素から成り立っています。

①定量評価(結果)
定量評価とは、数値化できるデータを材料として行う評価です。飲食店であれば、売上、原価、人件費、営業利益など「結果」を示します。
②定性評価(プロセス)
定性評価とは、結果を出すために必要となる行動のことです。飲食店の場合は、経営理念(行動指針)、QSC(Q:クオリティー、S:サービス、C:クリンリネス)チェック、KPI(重要業績評価指標)、仕事のスキルなど「プロセス」を示します。
③定量・定性評価割合(ウェイト)
これは、定量評価(結果)と定性評価(プロセス)をどれくらいの割合(ウエイト)で評価結果に反映させるのか?ということです。
定量評価と定性評価の割合の正解はあるのでしょうか?と聞かれることがあるのですが、企業の特性によって変わるため正解はないと思っています。我々が評価制度を構築する際は、まず、仮でウエイトを設定し、実際に仮のウエイトで出てきた評価結果を見た上で企業様の特性においてチューニングをしていきます。
【ウエイト設定のチューニング例】
ある企業様から「QSCチェック(定性評価)の割合を今年は上げていきたい」というご相談がありました。
コロナ禍が終わりお客様の来店が一気に増えて、売上げは上がっているけれど、お店のQSCレベルが著しく低下している。そのため、今まで低かったQSC評価のウエイトを思いっきり上げていきたいとの意向でした。
このように、組織の向かいたい方向(重点テーマ)のウエイトを上げていくことで、組織全体が目標に近づくようになるのです。
こういったウエイトの使い方もあります。
なお、今回のブログは下記YouTubeでも解説しておりますので、ぜひご覧ください!
本ブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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