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飲食店の正しいKPI設定の仕方

飲食店の正しいKPI設定の仕方

皆さんこんにちは
飲食店コンサルティング
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタントの三ツ井創太郎です。

今日のテーマは飲食店の正しいKPI設定に関して。KPIとはKey Performance Indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための重要業績指標です。つまり業績アップと相関性が高い項目をピックアップし、その項目を重要業績指標としてマネジメントしていく経営管理手法です。

最近では飲食店でもKPIを取り入れる企業が多くなってきています。もちろんKPIは業種や企業によって変わりますし、運用方法に関しても様々ですが、私がKPI設定を行う際に必ず気をつけている事が一つあります。

「そのKPIは店長さんの小さな1歩を踏み出すきっかけになるか」

例えば次のようなKPIを設定したとします。

■売上高

店長さんに対して「来月までに売上を上げなさい!」と言っても、これだけでは誰も行動できません。つまり「売上高」という項目はKPIとし機能しません。大切なのは「そのKPIは店長さんの小さな1歩を踏み出すきっかけになるか」です。

売上高は皆さんご承知の通り客数×客単価で表されます。もし客単価が下がっている(対前年、対前月、対系列店など・・)場合には「客単価を上げる」という事がアクションになりますが。これでも行動に移せる店長さんはなかなかいません。

しかしながら、仮にこのA店の1人当たりドリンクオーダー数が2.0杯で、系列店のB店のドリンクオーダー数が2.8杯であった場合、この店舗のKPIとして「ドリンクのお勧めをしっかり行い1人当たりドリンクオーダー数を2.8杯にする」という目標であれば、店長さんの行動を促すきっかけになります。

さらに、このA店長の行動を促すきっかけとして、1人2.8杯を達成しているB店長に店長会議等で「ドリンクお勧め講座」をやってもらってもらう事も効果的です。

こうしてA店長が実際に行動し、次月のKPI数値として1人2.8杯を達成したとします。そうしたらしっかり会議等の場でその成果を評価してあげます。

店長さんにはこうした”小さな一歩”からもたらされる”小さな成功体験”が重要です。

つまりKPIは店長さんの小さな成功体験を生み出す教育システムとしても有効活用する事ができるのです。

最初は少ない項目でも結構ですので、ぜひ皆様の会社でもKPI経営を取り入れてみて下さい。

前回記事は下記からどうぞ!

美味しさとオペレーションどちらを優先するべきか!

経営者の皆様のご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

飲食店の正しいKPI設定の仕方

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