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飲食店経営&開業のための『業態コンセプト』作成ガイド| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店経営&開業のための『業態コンセプト』作成ガイド

皆さんこんにちは飲食店コンサルティング会社スリーウェルマネジメント代表の三ツ井です。

前回のブログでは、飲食店差別化8要素をもとに競合店やモデル店を調査する方法についてお話をさせて頂きました。

前回のブログはこちらからご覧ください。

今回のYouTubeはこちらから!| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

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競合店やモデル店の調査が完了したら、いよいよ自店のコンセプトを考えていきます。実は前回のブログでご紹介した「飲食店差別化要素」は、業態コンセプトを整理する時にも活用できます。

下の表は、実際にF社長のお店の新規出店の際に作成した「業態コンセプトシート」です。出店候補物件の商圏分析結果、競合店、モデル店調査の結果などをベースに、「飲食店差別化要素」を意識しながら、業態のコンセプトを具体的に見える化してA3用紙枚にまとめたものです。このように、頭の中にあった業態のイメージを枚にまとめることで、業態のコンセプトがより具体的になります。

飲食店経営&開業のための『A3サイズ1枚でまとめる業態コンセプトシート』| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店経営&開業のための『A3サイズ1枚でまとめる業態コンセプトシート』| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

業態コンセプトがまとまったら、次の3つのポイントについてチェックをしましょう。

 

飲食店の業態コンセプトの3つのチェックポイント①社長の想い

飲食店の業態コンセプトの3つのチェックポイント①社長の想い

いくら業態コンセプトが上手にまとまっていたとしても、社長自身がやりたくないことは長続きがしません。
さらに言うと、社長がやりたいと思ったことは、自社の経営理念と照らし合わせてみて違和感がないかどうかも考える必要があります。新規事業や新業態は始めた当初はうまくいかないことが往々にしてあります。そんな時にいち早く課題を見つけ、課題解決に向けて力強く動く原動力となるのは、「社長の想い」です。

飲食店の業態コンセプトの3つのチェックポイント②経営資源

思い描いた理想の業態であっても、自社にそれを実現化する力がなければ新規事業や新業態を成功に導くことはできません。
ここで言う経営資源とは「人」「物」「金」「情報」です。「人」は文字通り、新規事業・新業態を任せる責任者です。自社に適任者がいなければ新規採用をすることになりますが、新規採用した人材に新規事業・新業態を任せるのはリスクが大きいので、できる限り既存社員から責任者登用をすることをおすすめします。「物」食材等の調達、「金」は開業資金、「情報」はその新規事業・新業態を成功に導くためのノウハウです。

飲食店の業態コンセプトの3つのチェックポイント③ニーズ

社長がやりたいことで、自社ができることであっても、市場から求められていない、つまりニーズがなければ、新規事業・新業態を成功させることはできません。


今回のF社長の新規出店に関して言うと、既存店の5,500円で培った技術を4,000円台で提供する「漁港直送鮮魚と有機野菜を使った実演型の海鮮イタリアン」というコンセプトは、F社長が思い描いていたイメージと合致するもので、業態コンセプトシートが完成した時には本当にワクワクしていらっしゃいました。まさに、社長の想いが詰まった業態です。


経営資源の「人」に関しては、既存店で長年店長を務めてきてくれた信頼できるスタッフをプロジェクトリーダー兼店長に抜擢しました。「物」に関して、今回の業態の商品力の肝である漁港直送鮮魚と有機野菜は、知り合いの飲食店経営者に実績のある業者さんを紹介してもらいました。「金」に関しては、居抜き物件の設備を最大限活用することで、開業資金を2,000万円程度に抑えることが可能になりました。「情報」については、今回当社で業態開発プロジェクトを行なったことで、商圏特性情報、競合店・モデル店情報、コンセプトなどの情報を提供することができました。
「ニーズ」に関しても、同じ立地特性の全国の繁盛店調査などから、詳細に捉えることができました。

なお、今回ご紹介した「業態コンセプトシート」はこちらよりエクセル帳票をダウンロードしていただけますので、ぜひご活用ください。

なお、今回のブログは下記YouTubeでも解説しておりますので、ぜひご覧ください!

今回のYouTubeはこちら | 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

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本ブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。