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飲食店で部下を育てられる 店長、マネージャーに共通する7つの力| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店で部下を育てられる 店長、マネージャーに共通する7つの力| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店で部下を育てられる 店長、マネージャーに共通する7つの力| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

 

先日は居酒屋、焼肉業態などを全国展開する企業様で店長、マネージャーさん研修を実施させて頂きました。

多くの店長、マネージャーさんの共通の悩みである「部下の育成」、「部下のマネジメント」。

今回の研修はで「部下を育てられる店長、マネージャーになる方法」をテーマに行わせて頂きました。
 

飲食店での部下育成はなぜ難しいのか?| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店での部下育成はなぜ難しいのか?| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

部下育成はなぜ難しいのか?

その理由は幼稚園、小〜高校、大学or専門学校、そして社会人になるまで一度も正しい部下の育て方やマネジメント手法を学んだ経験が無いからです。

例外として、学生時代に体育会系の部長などを経験している人は、学生時代に人のマネジメントに対するトライ&エラーをさんざん経験しているので、店長、マネージャーになっても直ぐにリーダーシップを発揮できるケースもあります。

しかし、多くの人はマネジメントノウハウに関して「丸腰」の状態で店長、マネージャーという役職を担います。

日々の忙しい営業の中で、手探りで部下マネジメントのトライ&エラーを繰り返すも、エラーが重なり精神的に弱ってしまう。

そして精神的に弱ると、余計に部下のマネジメントが利かなくなり、負のスパイラルに陥り、最終的に離職をしてしまう。

今回はこうした負のスパイラルに陥らないように店長、マネージャーさんに対して体系的に部下育成やマネジメントが学べる研修を実施させて頂きました。

この研修カリキュラムは、当社がご支援をしている日本全国の店長、マネージャーさんの中でも特に部下育成やマネジメントが得意な人の行動分析を行い、その行動や思考、姿勢をルール化して構築しました。

分析をしていくと部下育成、マネジメントが得意な店長、マネージャーさんには必ず共通して「7つの力」が備わっている事が分かりました。

飲食店で部下育成、マネジメントが得意な店長、マネージャーが持つ7つの力| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店で部下育成、マネジメントが得意な店長、マネージャーが持つ7つの力| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

1.モラル力
モラルとは社会の一員として当たり前に守るべき価値観です。いくら仕事の能力が高くても、モラルが低いとスタッフから軽蔑されてしまいます。特にモラルが低いスタッフは女性スタッフから敬遠される傾向が強いです。

2.職務遂行能力
店長やマネージャーは会社や上司から任された職務を遂行し、求められた成果を出す事が求められます。やらされ仕事では何の成果を出す事はできず、本人の成長もありません。職務遂行能力を高める為には、店長、マネージャーの資質に期待するだけでは無く、会社側が具体的な重要業績指標=KPIを設定してあげる事も重要です。

※スキルマップに関しては、こちらのブログでも書いております。

3.承認力
部下はなかなか自分の思い通りは動いてくれません。自分のしてほしい事を一方的に押し付ける前に、まずは部下を承認し、信頼関係を構築する事が重要です。なお、部下への承認レベルは5段階に分かれており(結果承認、プロセス承認、行動承認、意識承認、存在承認)、スタッフレベルに応じた使い分けが重要です。

4.会社理念共感力
職場には育った環境や、価値観の異なる様々な個性を持った仲間が働いています。こうした仲間と一つの成果を出す為には、姿勢や考え方を合わせる「共通言語=理念」が必要不可欠です。さらにこの理念を現場に落とし込む為のツール(クレドや理念ブック等)やロジック(評価連動等)を会社で準備しておく事も重要です。

5.叱り力
部下を育てる為に、時には厳しく「叱る」事も重要です。ただ「叱る」と「怒る」を混同すると逆効果です。叱る技術を身に着ける事が必要不可欠です。多くの店長、マネジャーは「叱る技術」と「怒りのコントロール」が下手な事が原因で、部下のマネジメントに失敗しています。

6.人材育成力
優秀な上司とは「人が育てられる上司」です。部下育成はとても難しいミッションですが、部下が育てられないとチームが作れず、自分が本来やるべき業務に集中する事ができません。スタッフのあるべき姿を明確にした上でスキルマップ(役職期待表)などを活用した計画的な人材育成が求められます。

7.指示力
上司は日頃から部下に対して、様々な指示を出します。ただ闇雲に指示をしても部下は動いてくれません。どうしたら部下が動いてくれるか?大切のは指示の仕方を工夫する事です。スタッフが育たないのは、自分の指示力が低いからという「自責」の考え方をまず持つ事が重要です。



 

飲食店で部下を育てられる 店長、マネージャーに共通する7つの力| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

研修では、まず最初にこれら7つの力について、当社が開発したWEBシステムを使って詳細な診断を実施していきます。

この診断結果を個別カルテにした上で、グループワークなど通じて、本人達に自分の弱い部分を明確に認識してもらいます。私はこのグループワークに多くの時間をかけるようにしています。

なぜなら、まずはグループワーク等を通じて自分の状態を知る=自己認識ができないと、改善のモチベーションが高まらないからです。「自己認識」がしっかりできた段階で、次は7つの力を身に付ける為の具体的な手法を学んで頂きます。

しかし、これだけでは店長、マネージャーさんに7つの力が身につく事はありません。

これは多くの研修に通じる共通の課題ですが、研修の時は改善モチベーションが高いのですが、研修が終わり日常業務に戻ると、徐々に研修内容を忘れて、改善モチベーションが薄れていってしまいます。

そうならない為にも、こちらの企業様では店長、マネージャーさんの評価制度に、今回学んで頂いた7つの力に関しての項目を追加すると同時に、継続的な研修も実施していく事になりました。

飲食業は超人材不足の時代に突入しています。


人材不足解消の手段としては、どうしても「採用戦略」に偏りがちですが、今回お話ししたような店長、マネージャーの部下育成力を高める事で離職を減らし、組織を活性化する「定着戦略」も同時に実行していく事が大切です。


今回と最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも飲食店経営者様のご参考になれば幸いです。

ありがとうございます。

 

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