評価制度ブログ⑤~評価面談と評価結果の賃金への反映~
【飲食店】アフターコロナの評価制度解説|評価制度構築のスリーウェルマネジメント
最近当社の当社の無料経営相談窓口には下記のようなご質問が多く寄せられております。
「営業再開をしたけれど、全く人が集まらない」
「長引くコロナ禍で優秀な人材が退職してしまった」
飲食店経営において以前より「人の悩み」は常につきものでしたが、コロナ禍という状況の中で「人の悩み」は深刻さを増しています。
こうした中で本ブログではアフターコロナの人の悩みを解決する為のノウハウに関して分かりやすく数回にわたってお伝えをさせて頂きます。
簡単3ステップで作成できる、賃金テーブル
教育評価制度を運用していくには、評価によって昇給と昇格を行っていく必要があります。
その際に必要になるのが賃金テーブルです。
賃金テーブルと聞くと、「なんだか難しそうだなぁ。」と感じるかtも多いかもしれません。
今回は簡単3ステップで作成できる賃金テーブル作成方法についてお話いたします。
等級、号棒、ピッチ
①等級と役職を決める
等級=役職です。
図のように、評価の成績によって昇格すると1レベル役職が上がります。
組織、企業ごとに必要な役職に応じて等級を決めていきましょう。
②等級毎の上限下限給与額と昇給ピッチを決める
役職毎に最低減得られる給与額と最大に得られる給与額を決めていきましょう。
その際に、1ランク給与が何円上がるかを示したものが昇給ピッチです。
一般的には役職が上がるにつれて、昇給ピッチが上昇していきます。
③号棒を決める
昇給ピッチに合わせて号棒を決めていきます。
号棒が多いと、その役職に留まることが出来る年数も多くなります。
評価結果の賃金反映
このように、3ステップで作成した賃金テーブルに仮評価の結果を当てはめてシミュレーションを重ねることで、自社オリジナルの教育評価制度の基礎が完成します。
図を例に説明をしますと、店長Aは今回の評価結果でAランクの評価を得ましたので会社規定によって1ランク給与が上がります。
この会社の店長の昇給ピッチは4000円ですので、現在328,000円の給与が332,000円に昇給することになります。
賃金の反映を行うまでに、必ず全スタッフの昇・降給を踏まえた上で、賃金の全社上昇額をシミュレーションしましょう。シミュレーションを行わず本評価を行うと、評価結果によっては思っていた以上に全体の人件費が上がってしまい、経営を圧迫してしまう恐れがあります。
また、評価結果は賞与査定にも反映させることが出来ます。
成績結果に応じて賞与額を増減させることが出来るので、競争の原理が働き組織を活性化することが期待できます。
評価の決定は面談で直接伝える
評価が確定したら、必ず面談を実施しましょう。
先に申し上げた通り、教育評価制度の構築の最大の目的は組織のビジョン達成にあります。
そのために、被評価者は評価者に評価の結果を伝えることによって、次回の評価までの成長目標を設定していくことが何よりも重要です。
一人一人の能力が開発されることによって、組織が成長する仕組みを構築する。
それが教育評価制度のあるべき姿です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当社では教育評価制度に関するお悩みに関して「無料経営相談」を実施しています。
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担当:熊谷