評価制度ブログ③~定量評価と定性評価とは?~
【飲食店】アフターコロナの評価制度解説|評価制度構築のスリーウェルマネジメント
最近当社の当社の無料経営相談窓口には下記のようなご質問が多く寄せられております。
「営業再開をしたけれど、全く人が集まらない」
「長引くコロナ禍で優秀な人材が退職してしまった」
飲食店経営において以前より「人の悩み」は常につきものでしたが、コロナ禍という状況の中で「人の悩み」は深刻さを増しています。
こうした中で本ブログではアフターコロナの人の悩みを解決する為のノウハウに関して分かりやすく数回にわたってお伝えをさせて頂きます。
教育評価制度導入の目的
経営者さまが教育評価制度を自社で構築したいとう理由の第1位は、
「頑張っている社員には頑張っているだけ評価を行ってあげたい。」
というものです。
信賞必罰で良い社員には高い評価を、今よりも努力が必要な社員には相応の評価をすることで社内を活性化させたい意図をお持ちの方が多いようです。
では、「頑張っている」とは、何でしょうか?
評価制度を構成する2つの柱
読者の皆様に問題です。
次の店長のどちらが評価の高い店長でしょうか?
A,社内で1番の接客力があり、全スタッフの模範となるような勤務態度の店長
B,社内で1番売上予算達成率が高く、毎月利益に貢献している店長
非常に悩ましい問題ですね。
答えは、組織の評価制度によって異なります。
もし、自分がA店長の立場であればB店長より評価をしてもらいたいと思うでしょうし、B店長の立場でも、これまた然りです。
評価制度を構築する上では、Aのように、
日々の仕事のプロセスを評価する「定性評価」と、
Bのように、
仕事の成果を評価する「定量評価」
の2つの要素をバランスよく取り込んで制度を構築していくことが大切です。
定性評価を構成する4つの要素
定性評価では、役職やポジションごとに求められる能力を定めて、評価を行っていきます。
能力をさらに細かく分解すると以下の4つにわけることが出来ます。
①理念/行動指針
…先日のブログで申しあげたとおり、「やり方」よりも「あり方」が定まっていることが重要です。組織の「あり方」に対する理解度をチェックしましょう。
②QSC
…顧客満足があってこその売上、利益です。役職毎に店舗のSC向上に対する評価を行いましょう。
③KPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)
…木曜達成のための目標数値を定めることで、目標達成のゴールは近づきます。例えば、「売上目標達成」を共通のゴールとした場合、社員のKPIは「客単価アップのためにドリンクのお代わりを1組2杯以上頂戴する。」等の目標設定ができます。
④スキル
…料理長には料理長に期待する技術、店長には店長に期待する技術があります。
役職毎の期待を項目に書き出しましょう。
定量評価を構成する4つの要素
定量評価とは、仕事の成果です。
こちらも役職毎に求められる成果は異なりますが、以下に飲食店が掲げる代表的な数値の成果目標を紹介します。
①売上
②原価
③人件費
④営業利益
それぞれ、業態や地域等によって異なりますが、大事なのは「目標に対しての達成度合い」です。
評価者と被評価者に納得性のある予算を、昨年対比や直近の動向を加味しながら適切な予算設定を行いましょう。
「評価のウェイトと評価の練習」について
今回は、評価制度を構成する2つの柱「定性評価と定量評価」を中心に、お話ししました。
次回は、「評価のウェイトと評価の練習」について考えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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担当:熊谷