評価制度ブログ②~理念、ビジョン、ミッション~
【飲食店】アフターコロナの評価制度解説|評価制度構築のスリーウェルマネジメント
最近当社の当社の無料経営相談窓口には下記のようなご質問が多く寄せられております。
「営業再開をしたけれど、全く人が集まらない」
「長引くコロナ禍で優秀な人材が退職してしまった」
飲食店経営において以前より「人の悩み」は常につきものでしたが、コロナ禍という状況の中で「人の悩み」は深刻さを増しています。
こうした中で本ブログではアフターコロナの人の悩みを解決する為のノウハウに関して分かりやすく数回にわたってお伝えをさせて頂きます。
「やり方」よりも「あり方」を見直す
アフターコロナでV字回復する為には、まず「やり方」よりも「あり方」を見直すことが重要です。
では、「あり方」とは何でしょうか?
皆さんの会社を大海原に浮かぶ一艘の船だと想像してください。
海には、世界1周旅行を行う観光船、近海で漁業を営む漁船、大型のタンカー船など大小さまざまな船が、それぞれの目的地に向かって航海を続けています。
船には必ず船長(社長)がいます。
それぞれの船には、目的を示す羅針盤(経営理念)があり、目的地(経営ビジョン)があります。
そして、目的地にたどり着くには航海図(経営計画)があり、それらを頼りに船員(スタッフ)は航海を続けるのです。
もし、目的地(経営計画)や羅針盤(経営理念)がない船があったとして、船員(スタッフ)は乗船(入社)したがるでしょうか?航海図(経営計画)が無い船は目的地にたどり着くでしょうか?
コロナ渦では日々の目まぐるしい環境の変化に対応することが第一でしたが、アフターコロナでV字回復する為には、もう一度「あり方(戦略)」を見直し、スタッフに進むべき方向性を示すことが必要なのです。
飲食店経営4つの戦略マトリクス
具体的に戦略について考えていきましょう。
飲食店経営における戦略設計は「業態」と「商圏」の2つの軸で考えることができます。
さらに、この2つを「新規」と「既存」に分解することで以下の4つに細分化することができます。
A,シェア拡大戦略
既存店の集客アップ戦略です。
①既存店の新規客獲得
②既存店のリピート客獲得
B,新業態開発戦略
今のエリアで新業態を出店する戦略です。
①宅配/デリバリー参入
②既存商圏新規業態出店
C,新商圏出店戦略
既存店を新しいエリアに出店する戦略です。
①新規商圏既存業態出店
D,多角化戦略
新業態を新しいエリアに出店する戦略です。
①新規商圏新規業態出店
②新規商圏新規事業出店
このようにして自社の戦略をマトリクスに分解して考えることができます。
戦略を定めて、その戦略を経営計画書にまとめていき、具体的なアクションプランを立てていきましょう。
では、経営計画書とはどのように作成していくのでしょうか?
経営計画書はA4用紙1枚で作成できる
社長が描く経営戦略を実行していくためには、スタッフに対して計画を明文化して示さなければなりません。
経営計画書の作成というと、なんだか難しそうで、つまづいてしまいそうですが、当社では、先ずはA4サイズ1枚で経営計画を作成することをおススメしています。
経営計画書とは、社長が描く「未来のあるべき姿」の達成までのプロセスを明文化したものです。
「未来のあるべき姿」と「現在の姿」のギャップ(経営課題)を把握したうえで、以下の6つを明文化することで作成することができます。
①経営理念
②経営ビジョン
③数値計画
④現状分析
⑤経営課題
⑥アクションプラン
これらはA4サイズ1枚で作成することができます。
社長1人の会社であれば、社長の頭の中にだけ計画書があればよいですが、目標達成へ向けてスタッフが計画を実行していくためには、想いや戦略を明文化した経営計画書が必要不可欠なのです。
評価制度を構成する2つの軸「定性評価と定量評価」
今回は、「あり方」を中心に、経営計画に教育評価制度を落とし込む方法についてお話ししました。
次回は、評価制度を構成する2つの軸「定性評価と定量評価」について考えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
上記から教育評価制度構築の無料資料ダウンローダが可能ですので、是非ご利用くださいませ。
また、当社では教育評価制度に関するお悩みに関して「無料経営相談」を実施しています。
今回お話しした内容についてのご質問はお気軽にご連絡くださいませ。
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担当:熊谷