【2021年最新版】飲食店売上アップの為の集客方法アイディア集vol.2
【飲食店集客手法17選】飲食店において最も重要な売上アップを実現する為の集客アイディア集vol.2!
新規手法に引き続き今回はリピート客獲得手法について解説させて頂きます!
経営コンサルタントが教える売上アップを実現する為の理論的ノウハウの大公開!
集客に伸び悩んでいる飲食店経営者様必見の内容となっております!
是非、ご覧ください!
はじめに
こちらは「【2021年最新版】飲食店売上アップの為の集客方法アイディア集vol.2」でございます。
また、vol.1をご覧になっていない方は下記からご覧くださいませ!
【2021年最新版】飲食店売上アップの為の集客方法アイディア集vol.1はこちら
vol.1では売上アップの基本原則と新規客獲得手法についてお話しました。今回は新規来店して頂いた顧客をいかにリピート客にするか。つまりリピート客化戦略についてお話します。
そして最後に集客で最も重要な年間MD計画についてもお話します!
Ⅴ.デジタルリピート客獲得方法
①LINE
重要度:★★★★
数多くの飲食店で活用されているLINEは日本人の多くの人にとって重要なコミュニケーションツールの為、配信に対して閲覧率(開封率)が非常に高いのが特徴。非常に効果の高い施策の為多くの飲食店が活用している為、ブロックされてしまうケースも多い。(顧客流動性が高い)
2020年1月度からLINE@からLINE公式アカウントへ完全移行が実施され、配信数の制限やプラン限定機能の解放がされ、追加機能を有効的に活用することが重要になってきている。
・全プランで使えるようになった機能
(1)顧客分析ページ
(2)セグメント別メッセージ
(3)リッチメッセージ
(4)リッチメニュー
(5)動画メッセージ
(6)音声メッセージ
今後は顧客情報の分析を行ったうえで配信していく事が求められている。
②メールマガジン
重要度:★★★
お客様のメールアドレスに対して店舗のご案内をHTMLメールで配信し、リピート客を獲得する方法。
顧客のメールアドレスの変更頻度が低い為、一度顧客情報を獲得できれば長期的に配信を行う事が可能である。
また、配信数に対して配信費用が低い為、販促比率の低い集客が可能である。
顧客流動性が低い為、中長期的に活用していく事がおすすめ。
③ショートメール
重要度:★★★
お客様の電話番号に対して店舗のご案内をショートメールで配信し、リピート客を獲得する方法。
お客様来店時に電話番号を獲得出来る為、顧客情報が蓄積しやすいのが特徴。また、反応率も比較的な高いのが特徴。
【ワンポイント】
クリック数÷配信数×100=反応率
掲載情報量が少ない為、LP(ランディングページ)と共に活用していく事でより来店率を高めていく事が重要。
④自社アプリ
重要度:★★★
自社アプリではお客様のスマホ内にアプリをダウンロードして頂く必要があり、容量の圧迫にも影響する為、顧客情報の獲得ハードルが高いのが大きな難点です。また、お客様によってはアプリのアンインストールをする事を考えるとメールアドレスや電話番号に比べ顧客の流動性が高い傾向にあります。
自社アプリは情報掲載量が多い事が特徴で自店舗集客のみならず通販商材や宅配弁当などの情報も掲載出来る為、ライフタイムバリューを高めることができるのが自社アプリの強みである。
【ワンポイント】
ライフタイムバリュー:顧客生涯価値、つまりお客様1名が生涯で自社に支払う金額の事
今後、ジオプッシュ通知やbeacon通知の精度が向上していくと自社アプリの集客の幅が広がっていく為、注目である。
※ジオプッシュ通知とは:位置情報を使い、ジオフェンスという仮想の境界を設定しておき、ジオフェンスの中に入ったときに通知を行う機能である。
※beacon通知とは:Bluetooth機能を使い、店舗周辺にいるアプリユーザーに対して通知を行う機能である。
Ⅵ.アナログリピート客獲得方法
①ポイントカード
重要度:★★
飲食店では長年ポイントカードによるリピート集客を主流であり、最もメジャーなリピート客獲得の方法の一つでございます。
しかしながら現在のWEBが普及した時代ではお客様自身がポイントカードを財布内に入れる事を拒むケースも多々あります。また、保存性が低い為、リピート客獲得の為の方法としてはあまりおすすめできません。
しかしながらターゲット年齢層が高いお店の場合はポイントカードの効果が高い傾向にあります。
②店内クーポン券
重要度:★★
お会計の際に次回以降ご利用頂ける割引券を配布し、リピート客を獲得する方法。
割引券配布の強みは顧客情報の蓄積が不要であり、既存のお客様に対してお会計時にクーポンを配布するのみなので現場力を必要としないリピート客獲得方法になります。
大手チャーン店などは外国人採用の影響もあり、店内クーポン券の配布をKPIに設おります。
【ワンポイント】
KPI:「重要業績評価指標」
⇒KPIとは目標を達成する上で、その達成度合いを計測・監視するための定量的な指標のこと。
Ⅶ.集客の為の年間販促計画
ここまで集客(新規客獲得・リピート客獲得)を向上する為のアイディアをご紹介させて頂きました。
売上アップは全ての飲食店にとって重要な課題です。しかしながら「売上が悪いので急遽来月チラシ販促をやろう!」
こんな行き当たりばったりの販売促進ではしっかりとした成果を出す事はできません。
戦略的な販売促進を行っていく上で重要なのは「年間を通じた商品・販促戦略」=MD(MerchanDising)戦略です。
飲食店における年間MD戦略を構築していく上で重要となる6つのポイントについて具体的にお話をさせて頂きます。
①マーケットニーズ
最初に考えていくのは年間を通じたマーケットニーズ=オケージョンです。例えば繁華街であれば3月、4月は歓送迎会需要、郊外店であれば7月~8月は夏休み需要といった季節毎のニーズがあります。まずはこれらを年間カレンダーに落とし込んでいく事が重要です。こうした年間需要カレンダーはグルメサイトの営業の方等にお願いするともらえる場合もありますので聞いてみて下さい。ただこうした一般的なマーケットニーズは当然ながら競合が多いので、自社ならではのターゲットとそのニーズを盛り込む事ができるとかなり効果が期待できます。
②グランドメニュー
グランドメニューリニューアルのタイミングも年間を通じて決定しておきます。グランドメニュー変更には大きなコストがかかります。このコストとは「時間コスト」「オペレーション構築(見直し)コスト」「ロスコスト」「備品コスト」です。こうした事を踏まえた上で、繁忙期をずらす等の対策も考えておく必要があります。
③宴会&コースメニュー
季節宴会&コースといった需要に対するメニューの開始と終了日を決定しておきます。アルコール業態であれば、宴会&コースカテゴリー売上は年間を通じて大きなシェアとなる為、しっかりとした計画が重要となります。
④シーズンメニュー
一般的には「季節のおすすめ」に分類される商品です。こちらはあまりコストがかからないよう「手書き」や「POP」で訴求していく流れとなります。なおシーズンメニューに関しては「やってはいるけど出数などの数値はとってない」という店舗様がおられますが、シーズンメニューの販売データは翌年以降のマーケティング戦略を考える上ではとても重要な指数となりますので、必ずデータを取るようにして下さい。
⑤販促・イベント
そして①~④が決定した上でこれらを「いつ」「誰に」「何の媒体に」「幾ら使って」販促していくのかをMD計画表に落とし込んでいきます。そして何よりも大切なのはまずは①~④の「商品戦略」をしっかりと固める事です。「販促の為の販促」では意味がありません。また商品力の低い商品を販促する事は「お金をかけて”不満足”を宣伝している」のと同じです。
⑥効果測定
⑤で実施した販促に関して、同じMD表内で効果測定を行います。これにより自社ならではのMDノウハウを蓄積していきます。MD計画はどうしても「産みの苦しみ」がありますが、こうしたノウハウは必ず企業の財産となります。
さらに効果測定を行う上でのポイントは下記の4点になります。
(1)販促誘因売上
これは「その販促をした事で来店したお客様が使った合計金額」の事です。具体的に言うと、販促クーポンを持参されたお客様のテーブルの合計売上です。(同伴客の売上も誘因売上として計上)
(2)販促誘因客数
これは「その販促をした事で来店したお客様の合計人数」の事です。具体的に言うと、販促クーポンを持参されたお客様のテーブルの合計人数です。(同伴客も誘因人数として計上)
(3)販促経費
その販促を実施する為にかかった経費です。
(4)1名獲得単価
別名CPO(コスト・パー・オーダー)とも言われますが、その販促でお客様1名を獲得する為にかかった費用です。具体的には④販促経費÷③販促誘因客数で割出します。
このように年間の販促計画をしっかりと立て、その販促の実績をしっかりと集計し次の販促計画に活かしていく。こうしたPDCAサイクルを構築していく事で売上アップの仕組み化を実現する事が可能になります。
Ⅷ.まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、売上アップの手法の中でも最も重要といっても過言ではない、集客方法をお伝えしました。
ご紹介したアイディアは、ほんのごく一部です。このブログを読んでいただいた、あなた様が中心となって、店舗の皆様で、独自の販促計画を考えてみてはいかがでしょうか?
飲食店は街の資産です。素晴らしい街には素晴らしい飲食店があり、100のお店があれば、100の方法で顧客満足度の高い集客方法が存在します。
下記にマーケティング診断書をご用意してみましたので、是非、販促計画ツールとしてご利用ください。
診断結果についてのご相談は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
皆様のご参考になれば幸いです。