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好調上場外食企業の3つの戦略キーワード

好調上場外食企業の3つの戦略キーワード

皆様こんにちは
飲食店コンサルティング会社
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタント三ツ井創太郎です。

今日は朝から取材を受けておりました。今回は外食企業の財務分析に関しての記事。

かなり調査、分析が必要な企画ですが私自身も勉強になりますので頑張って執筆します!!

さて本日のテーマは「好調上場外食企業の中期経営計画」です。

今回の取材もそうですが、最近上場外食企業の中期経営計画を分析する機会が多くなっています。

多くの企業の経営計画を見ていると好調企業は現状の業績もさることながら、中期経営計画に関しても具体的なアクションプランが記されています。

今日はこうした好調上場外食企業に共通する戦略キーワードに関してお話しをさせて頂きます。

 

好調上場外食企業の3つの戦略キーワード

①労働環境整備と省人化

人材不足に対する対策は大きく分けて2つあります。1つは広義の意味での労働環境の整備、つまり休日、勤務時間、給与、働きやすさ等に対する対策です。もう一つは省人化、こちらは大きく分けてオペレーション改善による生産性向上と設備投資による自動化に分かれます。外国人採用に関しては外国人留学生のアルバイト採用は客単価3,000円以下の業態においては活発化の傾向が見られますが、それ以外に関してはまだまだ法整備が確立していない事もあり進んでいないのが実情です。

 

②2020年対応型業態開発

いわゆる2020年オリンピック後の景気後退。さらに、これは2020年問題に限った事ではありませんが「人口減少」や「アルコール離れ」に対する対応です。日本酒造組合中央会の調査では、1988年と現在の飲酒率に関して、男性の飲酒率は70.7%から53.6%まで低下(女性は31.6%から32.9%と微増)日本人全体では50.6%から42.7%まで低下しているという調査結果があります。こうした中で上場外食企業としては下記3つの業態開発が進んでいく事が予想されます。

①非アルコール業態へのチャンレジ=カフェ業態、食事業態等 

②ファミリー客の取り込みへのチャレンジ=禁煙化、子供へのサービス強化

③デフレ対応業態へのチャレンジ=客単価2,500円以下の専門店業態

 

③海外進出

海外進出に関しては様々なリスクがあると言われています。例えば中国進出においてはよく「チャイナリスク」という言葉を耳にするかと思います。しかし一方で、最近よく海外進出をされている飲食企業の経営者の方々とお話しさせて頂きますが、逆に「ジャパンリスク」という言葉を耳にします。もちろん一概に日本、海外どちらがリスクが大きいとは言えませんが、日本でのビジネス展開にリスクを感じる飲食経営者が増えている事も事実です。実際に上場外食企業の経営計画にも海外進出の戦略がかなりの割合で盛り込まれています。この世で唯一未来予測ができるマーケティングデータは「人口統計」です。

皆様の会社の未来経営戦略においても上記3点を参考にして頂ければ幸いです。

5店舗以下の企業で評価制度を導入する際のポイント

前回記事は上記よりどうぞ!

 

飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

好調上場外食企業の3つの戦略キーワード