飲食店海外進出の5つの戦略
皆様こんにちは
飲食店コンサルティングの株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタント三ツ井です。
この週末は毎月定例の香港&中国でのコンサルティングでした。
中国では主に今後の出店戦略に関してのミーティングでした。
中国において日本人オーナー100%出資で出店を行っていく際に大きな壁となるのが「資金調達」の問題です。
中国国内の銀行において外資100%企業が資金調達を行うのはかなり難しいのが現状です。
こうした状況の中で出店攻勢を成功する方法としては大きく5つの戦略が考えられます。
これら一つ一つの特徴とメリット、デメリットを表にまとめてみました。
海外展開における資金調達方法別のメリ・デリ
中国においては、様々なカントリーリスクを回避する意味では中国人投資家からの調達も良く検討されます。
しかしながら、信用できる投資家を見つける事は容易ではありません。たとえ実績のある信頼できる投資家を見つけられたとしても、先方からしてもこちら側が信頼できる投資家か判断できません。
こうした出資を募る交渉においては、日本国内の資金調達ノウハウはほとんど使えないというのが実態です。
つまり出資者からすると、こちらのビジネスモデルはあくまで「投資商品」であり、当然ながら明確なリターンを求められます。
日本における出店戦略においては、その店舗の想定売上や想定営業利益等が重視されますが、こうしたリタ―ンを踏まえた出店シミュレーションにおいてはROI=return on investment=投資利益率が重要となります。
今回のコンサルティングではこのROIの考え方に関して、日本人&中国人メンバーの皆様に徹底講義をさせて頂きました。
さらにROIの考え方をある程度ご説明させて頂いた後に、日本人の幹部メンバーにはこんなお話しもさせて頂きました。
「あなた自身のROIは適正ですか?」
ちょっと厳しい言い方にはなりますが、企業は店舗設備だけでは無く「人材」にも投資しています。
例えば年収500万円だとしたら、会社はあなたに年間に500万円の投資をしているという考え方です。
(実際には保険を含め、それ以外の投資もありますが・・・)
それに対して自身はどれ位のリータン(利益)を会社に提供できているかという考え方です。
こうした考え方を述べますと「働き方改革が唱えられる中で、逆行している考え方だ!!」と怒られそうですが、このリターンとは、決して会社だけの利益ではありません。
頑張った個人の「がむしゃら」がもたらしたリータンは、必ず個人の成長+将来年収となって戻ってきます。
ちょっと話はそれましたが、この事実を理解している人と理解していない人では将来が大きく変わると私は考えています。
前回の記事は下記よりどうぞ!
飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。