【離職率が低い飲食店】を分析してわかった40の取り組みを公開
【離職率が低い飲食店】を分析してわかった40の取り組みを公開|飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
皆さんこんにちは!飲食店コンサルティング会社スリーウェルマネジメント代表の三ツ井です。
前回のブログでは“人が辞めない飲食店”になるための5つのポイントについてお話をさせて頂きました。
前回のブログはこちらからご覧ください。
今回のYouTubeはこちらから!| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
人が辞めない会社かどうか?現状診断をしてみよう
「人が辞めない飲食店になるための5つのポイント」を細かく40個に細分化したのが、図8「人が辞めない飲食店40のチェック項目」です。
このチェック項目は、先に申し上げた日本全国の〝人が辞めない飲食店〟への調査やヒアリング等を通じて、実際に取り組んでいる内容をまとめたものです。それぞれの項目について、「4点:とてもそう思う」「3点:まあまあそう思う」「2点:少しはそう思う」「1点:そうは思わない」という基準で点数をつけていくことで、自社の弱いカテゴリーや項目が具体的にわかるようになっています。
【人が辞めない飲食店40のチェック項目シート】は、こちらからダウンロード出来ますので、ぜひ皆さんの会社でも、診断をしてみて下さい。
前回のブログの相談事例で登場した、都内で飲食店を5店舗経営している田中社長にも、実際に「人が辞めない会社になるための40の質問」に答えていただきました。
その結果、5つの要素の合計得点は85点でした。得点に関しては、以下を参考にしてください。
・1 3 0点以上… …職場改善が進んでおり、かなり人が辞めにくい企業文化がつくれているレベル。
・1 0 0点以上… …ひと昔前であれば〝良い企業〟だが、昨今では平均的なレベル。
・99点以下… …働くスタッフが他の企業に目移りしてしまうレベル。優先順位を設けて計画的な改善が必要。
田中社長の会社は、特に②公平な評価と⑤成長環境のスコアが13点(達成率40・6%)と低いことがわかります。
三ツ井「田中社長の会社は、公平な評価と成長環境のスコアが低いようですが、何か思い当たることはありますか?」
田中社長「一応、私なりにメンバーの頑張り等を加味して評価しているつもりですが、評価制度のようなものはありません。人材育成は店長に任せっきりで、ちゃんと教育ができているかどうかもわからない状態です。事業計画や出店計画等も特になく、働いている彼らの身になって考えると、将来のキャリアビジョンが見えないので、長く働くのに不安は確かにあると思います」
人が辞めない飲食店になるためには、まずは自社の現状を知り、どこに問題があるかを明確にすることから始めなくてはなりません。皆さんの会社でも、ぜひ現状診断をやってみてください。
なお、今回のブログは下記YouTubeでも解説しておりますので、ぜひご覧ください!
本ブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。