飲食店 成果の出る店長、マネージャー研修 | 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
成果の出る店長、マネージャー研修
飲食店経営者のヤリタイコトをカタチに
飲食店コンサルティング会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタントの三ツ井です。
先日は全国展開するご支援先のマネージャー研修でした。
私自身も飲食店の店長、マネジャー時代には数多くの研修を受けてきましたが、その時いつも感じていた事があります。
「研修最中、直後はモチベーションが高いが、時間が経つに連れて研修内容を忘れてしまう」
「研修で課題解決の知識が得られることは嬉しいが、飲食店の現場ではもっと違う課題が起きている」
こんなモヤモヤした気持ちで研修を受けていました。
今回ご支援先の研修を準備させて頂く中で、参加する店長、マネージャーさんにとって「本当に為になる研修は何なのか?」という事をかなり掘り下げて考えてみました。
今回、私が出した結論は
研修を通じて「仲間とダラダラ話す時間」を公式に作る事。店長やマネージャーは基本的にはみな同じ悩み(大抵が人間関係の悩み)を抱えているので、仲間とダラダラ話す中で悩みが解決できるケースが多いのです。
私は「仲間とダラダラ話す時間」による効果は3つあると考えてます。
◆悩んでるのは自分だけでは無いと気づく=課題の共通化
◆悩みを乗り越えた仲間の話から学び得る=ノウハウの共有化
◆悩みを聞いてもらえてスッキリする=不安の解消
ダラダラ話す場はこうした効果をもたらしてくれます。
一方で「仲間とダラダラ話す時間」は、非公式の場でだと「職場の愚痴」になってしまうというデメリットがあります。
そこであえて研修という公式の場で「仲間とダラダラ話す時間」を提供するのです。
実際にご支援先では、「仲間とダラダラ話す時間」研修を通じて驚くべき数値成果が出ています。
こうした場は外部研修だけでなく、自社の会議でも作り出すことは可能です。
飲食店の店長会議を効果的するための6つのポイント | 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
【参加者した店長が自店の全店の実績を読み上げるだけの会議】
皆さんの会社の店長会議はこんな時間になっていませんか?
過去の数値を振り返る事も重要ですが、大切なのは課題を正しく認識し、未来に向かって小さな1歩(改善活動)を踏み出すこと。
「仲間とダラダラ話す時間」には、そのモチベーションとノウハウを高める効果があります。
なお、効果的な「仲間とダラダラ話す時間」を作り出すには6つのポイントがあります。
①テーマ設定
課題を明確にし、話すテーマを決める。
②グループワーク
5名程度のグループで、1テーマ約20~30分で自身の悩みや、成功事例などについてダラダラと話し合ってもらう。
③成功事例のピックアップ
グループワークの中で会話に出た成功事例(又はそのヒント)をグループワークのリーダーや、ファシリテーターがピックアップ(収集)する。
④成功事例のノウハウ・ルール化
ピックアップ(収集)した成功事例を、ファシリテーターが整理してノウハウ・ルール化(収束)させる。
⑤成功事例の実行
成功事例ノウハウ・ルールを皆で現場で実行してみる=アクションプランの策定。
⑥実行した成功事例の成果共有
次回会議では実際に実行してみた内容について「成果が出たこと」や「実行するのが難しかった理由=壁」についてさらに話し合う。
グループワークではダラダラと話し合うが、その後の収束はしっかりと行う。
成果や成功事例も大切ですが、実は一番大切なのが「実行するのが難しかった理由=壁」
この「壁」こそが、個人や組織成長のボトルネックになっているのです。
「やらなければいけなと分かってるが時間がない=時間の作り方が分かっていない」
「自分はやりたいが、スタッフが協力してくれない=チームマネジメントができていない」
壁が分かれば、次はこの壁を取り除くためのノウハウを教えていけば良いのです。
ぜみ皆さんの会社でも「‟公式に”仲間とダラダラ話す時間」作りにチャレンジしてみて下さい。
このブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。