飲食店のアフターコロナ超人材不足時代に備える | 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
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先日は旅館、ホテル、飲食、ベーカリー等、複数のフード事業を展開されている企業様のご支援でした。
こちらの企業様は長引くコロナ禍の影響もありますが、それより深刻なのは「人材不足」。今年の8月位からかなり人材採用が難しい状況が続いています。
それもそのはず「調理」「接客」業の有効求人倍率が過去最高水準になっています。
2022年飲食/居酒屋/カフェ/旅館/ホテル/ベーカリー/宅配の有効求人倍率が過去最高水準に
ここで2022年の有効求人倍率を見ていきましょう。
※有効求人倍率：求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値、倍率が高いほど人材採用がし辛い業界という事
全業種ベースでは2020年が0.94、2022年が1.27なのに対して、調理職は2020年が1.32、2022年は3.81、接客は2020年は1.17、2022年は2.63と過去最高水準にまで高まっています。
弊社ご支援先でも採用力強化に向けて動いていますが、採用力だけの勝負となると大手企業にはなかなか勝てないという実情もあります。そこで当社のご支援先では、「採用力強化」だけでは無く「定着力強化」に向けた取り組みを一気に押し進めています。
こうした中で、ご支援先の経営者様からは「定着力強化と言われても具体的に何をして良いか分からない」というご質問を頂きます。
当社では「定着力強化」に関しては、次の5つのポイントに注力しています。
■飲食/居酒屋/カフェ/旅館/ホテル/ベーカリー/宅配業の離職率を下げるポイント
①の「勤務待遇」は休みや給与、福利厚生、②「公平な評価」は評価制度の有無や、日々のプロセスを盛り込んだ公平性の高い評価制度、③の「誇り」は会社のお客様に対するスタンスや社会性、④の「企業文化」は各種ハラスメントや、社内コミュニケーション、⑤の「成長環境」は教育カリキュラムや社内プロジェクトなどが重要です。
ひと昔前まではこの5つのポイントに関して「ある程度できていればOK」という状況でしたが、2023年からはそうはいきません。
まずは自社がこの5つに関してどれ位達成できているか＝「自社の人が辞めない会社スコア」を知る事が重要です。
この診断に関しては、今月と来月に行う弊社ＷＥＢセミナーでも実際に診断と解説を行いますので、ご興味がある方はこちらよりご覧下さい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
本ブログの内容が少しでも御社のご参考になれば幸いです。
