飲食店のマネージャーに必須となる「PM3Cスキル」とは？？ | 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

飲食店コンサルタントの三ツ井です。
先日は当社にてご支援をさせて頂いている業態開発プロジェクトのミーティングでした。

当社では飲食店の業態開発等のプロジェクトを行う際には大きく2つのご支援スタイルに分かれます。

一つはプロジェクトの企画、進行管理、実行まで全てを当社のコンサルタントが一気通貫でご支援をさせて頂くスタイル。

もう一つは当社がプロジェクトの企画、進行管理等を行い、実行部分は外部のプロの方々とタッグを組んでプロジェクトを進めていく、つまり当社がPM（プロジェクトマネジメント）を行うスタイルです。

飲食店においてゼロから新業態の開発を行うようなプロジェクトにおいては、内装設計、厨房設計、レシピ開発、パッケージデザイン、メニュー/popデザイン、備品選定などなど、様々な外部パートナーの方とお仕事を進めていく流れとなります。

このようにプロジェクトに関わる会社や人数が多くなると、情報錯綜や担当不明確化により様々な問題が発生しやすくなります。

こうした問題を未然に防ぎ、プロジェクトの進行をスムーズに管理していくのが、PMの重要な業務です。

当社のコンサルタントは、このPMスキルに関してもコンサルタント研修で体系的に学びます。

PMスキルはコンサルタントのみならず、飲食店のマネージャークラスであれば必須のスキルとなります。
 

当社では飲食店におけるプロジェクトマネジメント（PM）に求められる能力を「PM3Cスキル」として体系化しています。

1.Concept（コンセプト）
新業態開発を行う上で、最も重要なのが「業態コンセプト」です。業態コンセプトは云わば羅針盤です。コンセプトを明確化する事で、プロジェクトに関わるメンバーは自分の担当分野において正しい意思決定を行う事が可能になります。

2.Coordinate（コーディネート）
外部パートナー選びから、社内プロジェクトメンバーの選出、さらにはプロジェクトメンバー間における情報提供や情報整理など。外部パートナーの方々とのコミュニケーションを円滑に進めるスキルが求められます。

3.Control（コントロール）
コントロールの主な要素は「予算」と「スケジュール」の管理です。プロジェクトの投資金額と収支シミュレーションから営業利益やキャッシュフローなどを算出します。そして、プロジェクト進行に関する全ての項目をスケジュール表に落とし込み工程表を作成します。この工程表は縦軸に項目、横軸に日付を定め、工程期間を棒グラフにした「ガントチャート」化する事で、プロジェクトメンバーが進行状況を視覚的に把握できるようにしていきます。

社内にPM業務ができるメンバーが育つと社長の業務はだいぶ楽（本来の社長の仕事に専念できる）になります。

ぜひ皆さんの会社においても、「PM3Cスキル」を意識したマネジャー育成を心がけて下さい。

本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
本ブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。