未来を創る経営計画策定合宿|飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント
「未来を創る経営計画策定合宿」
皆さんこんにちは飲食店コンサルタントの三ツ井です。
今日は当社の経営経営計画についてお話をさせて頂きます。
年始は当社恒例の「未来を創る経営計画策定合宿」でした。
今年は昨年開設した当社のワ―ケーション施設「3WELL ATAMI WORATION」で2日間にみっちりと行いました。
当社では毎年経営計画書を作成しています。
これは主に私の仕事で毎年12月の初旬位から今期の振り返りと来期の計画を考え始め、12月26日から大晦日までに一気にまとめるという流れで経営計画を作成してきました。
当社の経営計画書の冒頭は経営理念と行動指針から始まります。
ちなみにこの理念と行動指針は当社の評価制度とも連動しており、当社コンサルタントはどんなに数値実績をあげたとしても、理念と行動指針が達成できていないと「ゼロ評価」になる事もあります。
経営理念⇒行動指針⇒評価制度の連動性が重要
経営計画書の前半部分は理念や行動指針で、後半は詳細な事業戦略を定めていきます。
今年、大きく変わった事は今まで私が全て作成していた事業戦略を各メンバーが自ら主体的に作成してくれた事です。
さらに詳細な事業戦略を月次単位のアクションプランに落とし込んでくれました。
4月には新卒スタッフを迎えますので、育成計画と体得してもうらべき100のスキルも明文化しました。
当社の経営計画策定合宿では「未来を創る」をテーマにしています。メンバー全員が主体性をもって自分と会社の未来を創っていって欲しいという想いからです。
そういった意味でも今年の合宿は有意義な時間になりました。
しかし大切なのはここからです。
どんなに精度が高い事業戦略でも「絵にかいた餅」では何の意味もありません。
計画を絵にかいた餅にしない為にも、毎月プチ合宿をして、アクションプランの実行を推進していきます。
新卒コンサルタント必須スキル一覧
このような形で全てのアクションを具体的に見える化する事で、計画の実行と振り返りのPDCAサイクルを高回転で回していきます。
当社の経営計画策定と推進の流れを簡単にまとめると次のようになります。
当社の経営計画策定と進捗管理の流れ
私はこの中でも特に②経営ビジョンと③現状の④ギャップの発見を重視しています。
ビジョンと現状のギャップとは「ビジョンを達成する為の経営課題」です。
経営課題が明確に分かれば、課題解決に向けたアクションプランを定め、あとは実行していくだけです。
仕事柄、他社様の経営計画策定&進捗管理のコンサルティングも行っていますが、経営計画が作れない、実行できない企業様には大きく分けて3つの問題点があります。
経営計画策定、実行が上手くいかない企業の特徴
①経営理念とビジョンが一致していない
理念とビジョンが一致していないと、整合性(スタッフの納得性も含む)の高い経営計画を策定する事はできません。
さらに言うと「理念」「行動指針」「ビジョン」「ビジョン達成に向けた年次計画(予算)」と「アクションプラン(KPI)」、この全てが自社の評価制度と連動していると計画実行に対するスタッフのモチベーションとスピード感が格段にアップします。
②現状認識が不十分で経営課題が不明確
先ほどもお話しましたが、ビジョンを達成する為には現状の経営課題を知る事が重要です。
その為にもまずは自社の現状分析を行い経営課題を明確にしていきます。
なおこの現状分析にはもちろん前期計画に対する、達成、未達要因分析も含まれます。
③アクションプランの進捗確認と実行支援ができていない
アクションプランは実行しないと何の意味がありません。その為には定例の進捗確認や会議は必須となります。
ただこの進捗会議を行う際にも、ンバーから進捗報告を聞くだけでは意味がありません。
大切なのはこの会議を通じてアクションプラン実行の支援をしっかりとする事です。
当社のセミナー計画アクションプランを例にとってご説明すると
「●●セミナーをする!」
というアクションプランを立てても、セミナー開催までには数多くのタスクがあります。
当社ではセミナーのLP等も全てコンサルタント自身で製作するため、こうした製作業務でアクションの実行が遅れる事があります。そのため、毎月のプチ合宿ではメンバー全員で実際に手を動かしながらLPを製作するといった支援をします。
飲食企業様の場合も新業態開発、季節メニュー開発、グランドメニュー変更、新卒採用、新人研修など、様々なアクションプランがあると思いますが、会議等を通じてこうしたアクションプランの実行を支援する事が重要です。
メンバーは自身のアクションプラン実行によって成果が出ると、それが自信となり成長スピードが速まります。
会社側がメンバーのアクションプラン実行のサポートをどれ位できるか?(あくまでもサポートが重要)
これは企業成長においても重要なテーマだと思います。
ぜひ皆さんの会社でもこの点を意識して経営計画の策定と推進をしてみて下さい。
本ブログが少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました。