コンサルタント養成研修で、マネージャー層の思考力と実行力がアップ

トラオム株式会社 代表取締役 堀江新一様
- 飲食店

■はじめに
本インタビューでは、スリーウェルマネジメントのコンサルティングを導入したことで、トラオム株式会社様がどのように変革し、今後どのような未来を見据えているのか、詳しくお話を伺いました。
《企業概要》
会社名:トラオム株式会社
設立:2002年3月
店舗数:98店(2025/4/8現在)
本社所在地:大阪府大阪市
事業内容:飲食店運営、フランチャイジーとして焼鳥居酒屋「鳥貴族」、マグロ卸業が専門の魚屋直営「海鮮れすとらん魚輝水産」、オリジナルブランドとして、レモンサワーや餃子と唐揚げなどを中心とした「しんちゃん」、呑める寿司屋の「ニューすしセンター」、認定近江牛指定店の「焼肉次郎」、焼肉丼・旨辛うどんの「すみのえ食堂」、横浜家系ラーメンの「一新家」、食べログ百名店6年連続選出された牡蠣ソバの「貝ガラ屋」を運営、・ケータリング事業・弁当仕出し事業を展開。
《当社のご支援概要》
■マネージャー向けコンサルタント人材育成研修
① 弊社にコンサルティングをご依頼いただいた際のお悩み

「知識はある。しかし、現場でうまく活かせない」組織運営の壁
トラオム株式会社様は、もともと社内研修を積極的に実施し、社員のスキル向上に取り組んでいました。
しかし、それが実際の業務に活かされているかという点で課題を抱えていました。
堀江社長:「社内研修はもともとやっていたんですよ。弊社の社員はみんな勉強熱心でして、社内研修を通じて知識を得ることに関しては積極的でした。ただ社内研修で学んだ事を実際の現場で活かせているかとなると、あまり上手く活用できていないというのが実情でした。」
「意識も高いし、知識もある。なのに、現場の結果につながらない。これはなぜなのだろう?と考えたときに、うちのメンバーは “知識を伝えるスキル”に課題があるのではと考えました。」
「私たち経営陣が店長に伝え、店長がスタッフに伝え、スタッフが現場で実践する。その流れがスムーズにいかないと、どんなにいいノウハウがあっても意味がないんですよね。」
三ツ井代表:「つまり知識やノウハウがしっかりと現場に伝わらず、成果に繋がっていないという事ですね」
堀江社長:「そうなんです。あと、もうひとつの課題は、僕ら自身が、店舗をマネジメントする立場として、コンサルタントのように戦略的な思考を持って課題解決できるようになる必要があると感じていました。」
三ツ井代表:「そのために当社のフードビジネスコンサルタント養成研修を導入して頂いたのですね」
堀江社長:「はい、そうです。恐らく三ツ井さんの会社では自社のコンサルタント育成もされていると思いますので、そのコンサルタント育成カリキュラムを当社のマネージャー達にも受けてもらいたいと思いました。」
大切なのは「ノウハウを知る」ことではなく、「ノウハウを使える人になる」ことです。当社のフードビジネスコンサルタント養成研修では、ノウハウインプットだけではなく、グループワークや、実際に街に出ての繁盛店調査や立地分析など、ノウハウを活用する事に重点を置いています。
② 弊社コンサルティングを知っていただいたきっかけ

「他のコンサルタントからの紹介がきっかけ」
堀江社長:「実は他のコンサルタントの方から“三ツ井さんなら、トラオムさんの課題を解決するコンサルティングができるのでは”と言われ、まずは話を聞いてみようと思いました。」
「実際にお会いして話してみると、“これは今の当社に必要なコンサルティングだ!”と確信しましたね。」
③ 他社と比較された場合、弊社を選んでいただいた決め手・メリット

「運営のコンサルティング」に強みがあった
堀江社長:「これまでもコンサルティングを受けたことはありました。でも、それはメニュー開発や売上アップの施策が中心で、幹部やマネージャー育成の部分に特化したものではなかったんです。」
「スリーウェルマネジメントさんから当社に提案してもらった内容は、組織運営力アップや幹部、マネージャー育成に特化していた。そこが決め手でしたね。」
弊社を選んでいただいた決め手としては、他にも以下の点が挙げられます。
・コンサルタントが元飲食店経験者
当社のコンサルタントは全員が飲食店経験者の為、“机上の空論”や“先生コンサル”のような評論的なコンサルティングではありません。常に現場、実戦に即した内容になっております。
・課題に応じた柔軟なコンテンツ開発
堀江社長や幹部層へのインタビューを通じて経営課題を的確に捉え、その課題解決に必要な研修カリキュラムをその都度、オーダーメイドで開発しながら進めていくというスタイルが、トラオム様のニーズに合致したことが大きな決め手となりました。
・共通言語の確立
研修を通じて社内で共通のフレームワークや考え方を作り、組織全体の認識を統一できた=共通言語が確立できた事もご評価を頂きました。
堀江社長:「僕らの課題に合わせて、その都度コンテンツを開発してくれました。最初のテーマから派生して、柔軟にオリジナルの研修を作ってもらえたのがすごくよかった。」
④ 弊社コンサルティング導入後の成果・変化

「PDCAを回す習慣が根付いた」
堀江社長:「今回のコンサルティングで、一番の成果はPDCAを回す習慣が定着したことですね。」
「今までは、知識としては理解していても、実際に使えているかというとそうではなかった。でも、研修を通じて、PDCAを回すことが当たり前になったんです。」
堀江社長:「あとは、フードビジネスコンサルタント研修の集大成として、担当や業態の垣根を超えたチームで、実際に出店計画や業態開発提案書を作成できたのも良かったですね」
三ツ井:「確かに、皆さん現場のお仕事が忙しい中で、モデル店や競合店調査をして、本当に素晴らしい報告書を作成して下さりました。私も各チームの分厚い報告書プレゼン大会を見て、本当に皆さんよく頑張ってくれたと胸が熱くなる想いでした」
コンサルティング導入後、トラオム株式会社様では以下のような変化が見られました。
・PDCAの習慣が根付いた
研修の中でPDCA(計画・実行・評価・改善)の重要性を再認識し、日々の業務の中で実際に活用できるようになりました。特に、研修の中で毎月の課題を設定し、それに対して具体的なアクションを実行し、振り返る習慣が定着しました。
・コンサルタント的思考の向上
当社が定義しているコンサルタント的思考である5Cモデル(Communication、Consulting、Counseling、Coordinate、Control)の体得を通じて、幹部、マネージャー層のコンサル的思考力が向上した。
・部門を超えた共通の目的意識
グループワークやディスカッションを通じて、異なる役職・部署間での意見交換が活発になったことより、事業部間の連携が強化され、企業全体としての方向性がより明確になりました。
PDCAサイクルの習慣化は、主体的な企業成長において最も重要な要素です。PDCAサイクルは単なる座学では身に付きません、実際に業務で使いこなす週間を身に付ける事が大切です。
⑤未来への展望

「100年企業を目指して」
堀江社長:「最近、社内には“100年企業を作ろう”という話を良くしているんです。」
「飲食業界は、どうしても短命な会社が多い。でも、僕らは長く続く企業を作りたい。そのために、持続可能な成長戦略を考えています。」
三ツ井代表:「素晴らしいですね!売上目標などもありますか?」
堀江社長:「グループの中期経営計画としては。売上規模300億円は実現可能な計画として設定しています。あとは売上だけじゃなく、グループ各社が毎年105%ずつ成長していけるような仕組み作りをしていきたいですね。」
■おわりに
この事例から、マネージャーや幹部といったマネジメント層のPDCA習慣化が企業成長においていかに重要であるかを学ぶ事ができました。スリーウェルマネジメントは、今後も「飲食店経営者のヤリタイコトをカタチにする!」を経営理念に、飲食企業の成長戦略の立案のみならず、実行の支援など、親身で深いサポートを実行して参ります。
なお、当社では無料の経営相談を行っております。どんなお悩みでも経験豊富なコンサルタントが親身になって、皆様のご質問にお答え致します。下記無料経営相談バナーをクリックし、お気軽にお申込み下さいませ。

