1点突破で前年対比190%!!
皆さんこんにちは
飲食店コンサルティング
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタントの三ツ井創太郎です。
先日は都内の会社様の店長会でした。
こちらの企業様では毎回の店長会議では主に「成功事例」共有をしています。
今月は素晴らしい成功事例がありました!!!
何とこちらの会社のカフェ店舗が「前年対比190%」という驚異的な数値を達成されました。
では具体的に何をしたのか・・・
こちらの店舗はしばらく売上低迷に悩んでいました。
そんな中で店長さんが考えたのが「お店を地元の若手アーティストさんに展示会場として貸し出す」という企画でした。店長さんが主体となって、まずは知り合いの若手のイラストレーターさんなどに声をかけてカフェの店内で個展を開いてもらいました。アーティストの方も自分の個展ですから友達等を誘ってくれます。そこには「アート作品」があるわけですから、来店した人達は写真をとって自分のSNSに投稿してくれます。カフェで新たに投入した可愛らしいドリンク等も一緒に投稿してくれます。
さらにはそのSNSを見た若手アーティストの仲間達は「私もこんなオシャレなカフェ展示会をやってみたい!」と、どんどん展示会の応募が入るようになりました。
するとかなり有名なアーティストの方からも展示会希望が入るようになりました。こうした有名なアーティストの方々はSNSのフォロアーも多数いるので、その方のSNS投稿がさらに爆発的な拡散効果を生んでいきました。さらには台湾や中国などから観光できた「アート好き」の若者たちも続々と訪れるように。
ではこの店長がした事は何なのか?
「イベント企画??」
「SNS映えするメニューの開発??」
確かにこうした取り組みもしました。しかしこれは本質的ではありません。
この店長がした事、それは
「コミュニティーを創った」
という事です。つまり
★誰に=気軽に個展を開きたい若手アーティストに
★何を=オシャレなカフェでの展示スペースの貸し出しを
★どうやって=SNS等で拡散する事で
★どうなった=若手アーティストが集まるコミュニティーを創った
という事になります。
こうしたコミュニティーに一度入ったお客様はそう簡単には他のお店にはいきません。
なぜならそこのコミュニティーには「心地よい自分の居場所」があるからです。
誰しも「心地よい自分の居場所」を失うのは嫌なものです。
私はこれを
「コミュニティースイッチングコスト」
と呼んでいます。
以前から行われてきた「お寿司屋さんのゴルフコンペ」「イタリアンレストランのワイン会」などもスイッチングコストの高いコミュニティーです。
最近では立ち呑み居酒屋さんで、この「コミュニティースイッチングコスト戦略」を導入して、月坪売上90万円という驚異の実績を達成したお店もおられます。(この事例に関しては9月末にセミナーを開催予定です!)
「コミュニティーを創る」
この一点突破でこちらのお店はV字回復しました。
ぜひ皆様のお店なりの「コミュニティー」を考えてみて下さい。
前回記事は下記より
飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。