査定会議&フィードバック面談を行なう
皆さんこんにちは!飲食店コンサルティング会社スリーウェルマネジメント代表の三ツ井です。
前回のブログでは、【評価制度導入】飲食店経営者必見!社員に評価制度を浸透させる方法|説明会成功のポイントについてお話をさせて頂きました。
前回のブログはこちらからご覧ください。
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査定会議&フィードバック面談を行なう
これまでのブログでは、地方都市で大型和食店などを経営している佐々木社長の会社で実際に評価制度をゼロから作った構築過程をご紹介して参りました。
本評価が完了したら、次は査定会議です。
査定会議では、全員の評価結果を一覧にして並べたうえで、評価者によって評価にバラつきがないかなどもチェックしていきます。さらに特別評価なども検討し、最終の評価結果を確定させていきます。
決定した評価結果は、個人評価シートにしたうえで、このレポートを使いながらスタッフ全員に対してフィードバック面談を行ないます。評価制度においては、このフィードバック面談がとても重要です。
フィードバック面談では、定量・定性評価の結果について本人にフィードバックをしていきます。さらに特別評価があった場合には、特別評価の理由についてもフィードバックを行ないます。

今回、佐々木社長の会社では、社長自ら、全スタッフにフィードバック面談を行なうこととなりました。
トライアル評価でも協力してもらった小山店長のフィードバック面談では、私も参加させていただきました。
佐々木社長「小山さん、今回の成績としては、定量評価は売上高85%、原価率84%、人件費82%、定性評価は理念・行動指針95%、QSCチェック68%、KPI 56%、スキルチェック82%という結果でした。
理念やスキルチェックに関しては、小山さんは全スタッフの中でも一番の成績を達成してくれています。その他の評価に関してはまだまだ未達成な状況ですが、今期は人材不足の仕出し部門をかなり手伝ってくれたことも知っています。これは本当に助かりました。おそらく小山さんの手助けがなければ、仕出し部門はオペレーション崩壊をしていたと思います。
本来の評価はCランクで昇給はありませんが、仕出し部門への多大な貢献を加味して115%の特別評価を付与した結果、Aランクの評価となります。今回は5,000円の昇給を実施します。今期は我々もサポートするので、自店舗の数値目標が達成できるように頑張っていきましょう!」
小山店長「ありがとうございます。正直、前期は自店舗の数値が悪いことも認識していましたので、厳しい評価も覚悟していました。そんな中で、仕出し部門のヘルプを特別評価してもらえたのはうれしかったです。ありがとうございます。仕出し部門もいったん落ち着いたので、今期は自店舗の数値目標達成に注力していきます。
特に達成率が低かったLINE会員獲得のKPIについては、アルバイトスタッフも巻き込みながら進め、全店で1位を取れるようにします!」

全スタッフの面談を終え、佐々木社長に感想を伺ってみました。
佐々木社長「今回、評価のフィードバック面談を通じて感じたのは、今まで自分が感覚でスタッフを評価してしまっていたということです。まだまだ修正していかなければならない部分もありますが、今回の評価制度を通じてスタッフを公平に評価することができるようになりました。
さらに評価制度を定めたことで、各スタッフが自分がやるべきことが明確になった点もとてもよかったと思います。今後は本部としても、各スタッフが目標達成できるように店長会議でアドバイスをしたり、社内、社外研修を行ないながら、人材育成にも力を入れていきたいと思います」
飲食店スタッフの離職理由を調べた調査結果によると、「公平な評価がされていない」という離職理由が多いことがわかります。定着力を強化せずに採用を行なうことは、穴の空いたバケツに水をため続けることと同じです。まずは評価制度等を通じて人が辞めない会社づくりを行なうことが重要なのです。
なお、今回のブログは下記YouTubeでも解説しておりますので、ぜひご覧ください!
本ブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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