飲食店集客/検索でGoogleマップ/Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)が1位に
皆さんこんにちは飲食店コンサルティング会食スリーウェルマネジメント代表コンサルタントの三ツ井です。
このブログでは日々のコンサルティングの事例などをお話しています。
先日、飲食店の予約・顧客管理システム等を提供している株式会社TableCheckさんが「グルメサイトに関する意識調査」のアンケート結果を発表されました。
一般消費者に対して複数回答で「飲食店検索に利用するツール」を尋ねたアンケート調査の結果、「Googleマップ」「Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)」を含んだGoogleサービスの利用が86.1%となり、グルメサイトの61.3%を抜いて初めてのトップとなりました。
コロナ禍で飲食店側からのグルメサイト更新が疎かになりがちな中で、口コミや営業時間を含めて最新情報が反映されやすいGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)への信頼性が増した結果でもあります。
こうした結果を受けて、我々のご支援先からも
「三ツ井さんGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)が一番になったので、もうグルメサイトはやらなくて良いですよね?」
といった問い合わせを良く頂きます。
Googleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)の利用率が1位になったからとは言え、グルメサイト対策を一切やらなくて良いとは言い切れません。グルメサイトは消費者の飲食店検索ツールにおいて2位の順位を誇っており、決して無視はできない存在です。
飲食店のGoogleマイビジネス/ビジネスプロフィール対策はシングルコンテンツのマルチデバイス配信で行う
飲食店のマーケティングにおいて重要なのは、一つのコンテンツ(情報)を複数のツールで発信していく事です。
私はこれを
「シングルコンテンツのマルチ配信戦略」
とよんでいます。
お店の新商品や各種フェア情報などのコンテンツをしっかりと作り込み、その1つのコンテンツ(シングルコンテンツ)をGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)やグルメサイト、SNS等、複数(マルチ)ツールで計画的に発信していく事で集客効率を高める事が重要です。
たった一つのコンテンツでも複数のツールで拡散させる事で、多くの人に発信する事が可能になります。これはサイテーションの概念からも重要です。(サイテーションの話はまた別の機会に)
しかしGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)やSNSなどは、グルメサイトと違い常に自社でコンテンツを作り込み、しっかり配信を行っていかなければアクセス→来店を獲得する事ができません。
ここがGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)やSNS運用の難しい点です。
※飲食店のGoogleマイビジネス対策については他のブログでもお話していますので、ご興味がある方はこちらから
グルメサイトはある程度お金さえ払っていれば、グルメサイト内の課金アルゴリズムで上位掲載が可能ですが、Googleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)やSNSのアルゴリズムはそんなに単純ではありません。当社ではGoogleのサービスと正規連携したシステム開発等も行っていますが、Googleのアルゴリズムは日々変化しています。
こうしたGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)等の日々変化するアルゴリズムを飲食店側で完璧に追いかける事は困難です。
ただその対策方法が無い訳ではありません。そのヒントはGoogleサービス(Googleマイビジネス/Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)の理念である「Google が掲げる 10 の事実」に隠されています。今日はその中から何個か抜粋します。
Googleが掲げる10の事実から飲食店のマーケティングを考える
「Googleが掲げる10の事実」より抜粋
■ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
■ ウェブ上の民主主義は機能する。
■ 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
Googleはこのような「ユーザーファースト」の理念を掲げています。
つまり皆さんのお店の顧客が興味を持つコンテンツを磨きこみ、そのコンテンツをしっかりと発信していけば良いのです。
皆さんのお店のお客様が欲しい情報は「割引情報」ですか?それとも「旬の食材を使ったメニュー情報」でしょうか?
お客様の欲しい情報は、お店のコンセプトやターゲットによって変わります。
そして実際に来店されたお客様は、皆さんのお店に対してどのような評価をしていますか?これはGoogleの口コミやデジタルアンケートで知る事が可能です。
お客様の求めるコンテンツを作り、そのご意見に耳を傾け改善していく。
当たり前の事ですが、この原理原則ができないとこれからの飲食店は生き残る事はできません。
極端な例ですが、コロナ禍前はグルメサイトに多額の広告費をかけ、原価率を下げ(コスパ無視)、グルメサイト経由の新規客だけで集客を獲得しているようなお店もありましたが、こうしたお店が今後生き残る事はかなり難しいでしょう。
ぜひ皆さんのも時流適応していきましょう。